ヅカヲタがジャニーズにハマった話

このタイトルについてのブログは前者と後者が逆のブログを読んではおもしろいな、と感じていました。

 

同時に、常に宝塚とジャニーズは似ているところがあるから分からなくはないとも思っていました。

 

ジャニーズJr.を応援している人たちは我々ヅカヲタの下級生ヲタと似たものを感じることもありましたし、デビューを喜ぶ友人は宝塚の推しが新公主演を勝ち取ったり、番手がついた時の自分の喜びに近いものを感じたこともありました。

もちろんジャニーズのデビューの方がおおごとなんだと思うんですが。

 

 

わたしは宝塚歌劇にハマって10年くらいで、ヅカヲタの中ではまだぺーぺーの人間なんですが、それでも本当にこの10年宝塚に落としてきたお金のことを思うとビタビタに沼に浸っていたな、と思うのです。

 

そんな私は常日頃から「ジャニーズにハマったら終わるな」と思ってたわけです。

 

だって沼だからね!!!!!!

 

とはいえ、興味があったことも事実。

中学の頃は野ブタをプロデュースが放送され、生徒手帳にゴリゴリにギャル文字等で加工された山Pや亀梨くんを挟んで、つまらない授業中には癒されていたこともありますし、嵐の曲をひたすら聴きまくってた時期もありました。

 

沼に足を踏み入れた始まりはキンプリの平野くんがバカ売れしたことによるものでした。

その辺のニワカと同様に

「きゃー!!かわいいー!!天然ー!!すきー!!」

とアホみたいにハマり、ノリで入ったファンクラブ、そして奇跡的に当たったはじめてのコンサートでは語彙力が失われ、「やばい」と言った記憶しかないです。

人気者の平野くんとは目も合いませんでしたけどネ!!HAHA!!

 

けどそれでも

「ああ、彼も人間だった、よかった、ちゃんと汗とかかいてた」

なんて呑気なことを思いながら、時には雑誌を買い漁り、

 

「これは…タカラジェンヌが載ってるから買おうかな( ´・‿・`)」

 

などと言いながらドル誌と呼ばれるものに手を出しては、これまでジェンヌのために買っていたアイドル雑誌は切り抜いてジャニヲタの友達に譲っていたことを後悔するのでした。

 

ジャニーズを愛する友人からは

「雑誌は買い始めると家の床抜けるよ」

と助言されたのですが、正直宝塚の専門雑誌は定期購読もしていたので、雑誌が増えることに関しては耳ちくわ状態で、聞き流してしまうのでした。

 

そんなこんなしているうちに、キンプリが人気すぎて録画もおっつかず、溜まる溜まるでジャニヲタ生活が始まるような、始まらないような、そんな生活をしているうちにまたヅカヲタ生活がやってきてしまい、ジャニーズからは離れる時期がやってきました。

 

そんなある日、私が出会ってしまったのが

 

YouTube ジャニーズJr.チャンネル

 

「…タダでジャニーズが踊ってるところ配信してる…」

 

「え、しかも定点カメラで撮影されてる…」

 

「全員のダンスの癖とか隈なく観れる…」

 

と圧倒されながらグループの子たちの顔も性格も名前さえも把握しないまま夢中で繰り返し配信されていたダンス動画を見る日々が続きました。

とはいえ、ハマるつもりなんかなかったんですよ。全然。全の然ですよ。(強調)

そのグループがTravisJapanだったわけなのですが。

 

ダンスのクオリティがすごかった。

 

 

私は元々宝塚歌劇の中でも宙組に所属している和希そらくん、それから星組次期トップの礼真琴くんがすごく好きで、その2人と言えばアイドル性抜群とヅカ界隈では有名です。

 

※礼真琴さん(16:00〜をみてください)

 

※和希そらさん(興味あれば全部みてください)

 

わたしはジャニーズの踊り方の癖なんかは知らずに育ってきていますから、「まあでも、そらはジャニーズJr.っぽいのはなんとなくわかる」くらいの気持ちで聞いていたんです。

 

ところがどっこい!!!!

 

和希そらくんは多分トラジャに入れる、そう確信するくらいトラジャが和希そらに入れそうでした(?!!!ん?!!!!)

ちょっと何言ってるのか自分でもわからなくなってきたんですが、

「和希そら好きな人はトラジャすきになるよな??つまり、トラジャ好きな人って絶対和希そらすきになるてこってすな????」

という考えに単細胞の私は至るわけです。

 

つまり、トラジャに堕ちた、シンプルにそういうことでした。

 

そこからトラジャの動画を全て遡って見てはそれぞれの良さを知ることになり、「こんな全員推せる、いや、推したくなるグループってあんの?!」という気持ちでいっぱいの日々を過ごしてきました。

 

定点動画も見過ぎで家族が顔も知らないトラジャの曲を覚え始めんじゃないかと思うほど見てきたのですが、初めて見た時の感動と同じくらい感動しながら見れるトラジャすげえ、と毎日思ってます。

 

自分が元太くんのダンスに完全に惹かれていることは分かっているし、定点見てても元太くんばっかり目が追いかけるのも自覚しているんですが、

 

(いやそもそも「♪絶好調happy groovy」の各ストップモーションで眉毛が動く元太くんに反射的に叫んだあの日に全ては決まっていた気もしますが、※画像参照 ハピグル定点より)

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それぞれの良さがあるからこそ担当とか決められないこんなファンがいてもいいのかな…ジャニヲタ分かんない…担当って何?おいしいの…?と思う日々です。

 

そもそもミュージカル好きはトラジャに落ちちゃいますよね、ふつうに、えっ、ふつうに

何が何でも夢ハリはめちゃくちゃいい曲とパフォーマンスだと思っているし

全く踊れないけどとりあえずいつ現場に入ってもいいようにできもしないタップを雰囲気でしようと風呂場で練習してます(危ない)

 

脳内でDWMを再生しながらすきあらば踊ってしまうようにもなってしまいました(主に早朝の通勤中)(怪)

いや、ていうかなにファンコールとか教えてくれちゃってんの??やっちゃうじゃんね(宝塚でみんなで踊りましょうというコールがあっても意地でも双眼鏡を下ろさないオタク)

トラジャがお願いしたらそんなのやるじゃんね(オカンの気持ち)

 

ド新規が沼に堕ちるには本当に最高の湯加減ジャニーズです…(すごく褒めてる)

キンプリのにわかファンの頃は常に46度くらいのお湯に使ってる気分で(熱)湯冷めしてしまったわけですが(とかなんとか言ってますけど、実際ニワカ期は最高に楽しかった、全力ミーハー)、トラジャは半身浴してる感じ(もっといい褒め方ないんかい)

見た後に心がいつも浄化される。まじで息子の参観に来てるママの気持ちになっちゃう。(もっといい褒め方ないんかい)

 

トラジャの過去についてはネットで知れることは知識として頭に入っていますが、私が直に見てきたものではないので語れることはなにもなく、今のトラジャしか見ていないだけにただのど新規ニワカと言われても仕方がないと思いますが、というか実際そうなんですが、

「脱退とか加入とか、まあ言って見れば宝塚の組替えとかと似てるよな」(似てないともはっきり言える)(どっちやねん)

とか思ってます。(適当か)

宝塚も予兆がある人が全てではなくて、

「これから絶対に来ると信じてたのに」

「やっと最近役がつき始めたのに」

と思う人が突然退団発表したりするんですよ。

大体はお稽古の集合日に次の公演をもって退団しますと発表されるんですけど、稀に「本日付で退団」とかもあるわけです。

 

稀に男役が娘役に転向することもあります。

昨日までゴリゴリにシャツとパンツスタイルだった人が、翌日にはワンピースで髪の毛を巻いてきたりするわけですよ。

身長や声質、本人の意向などなどいろいろ理由はあるようですが、受け入れるのに時間がかかる人も中にはいるんではと思いますよね。

考えてみてください、グループ内でオラオラしてた子が明日から姫担当みたいになってしまったら、ね、慌てますよね。(そんなことは起こらないか)

 

そして突然「組替え発表」たるものがあり、次の公演をもちまして○組から△組へ組替えとなります、とかそういうことになるわけです。

「ぬくぬくとこの組で育ってきたのに?!あの体育会系の組へ?!」とかなんとか、オタクたちがザワザワするわけです。

「うちの組へ来てくれてありがとう」

とか

「うちの○○を返して」

とか

「うちの○○をどうぞよろしくお願いします」

とか

お前は誰だよwwという発言も色んなところから聞こえつつ、わたしもどうせ推しが自分の行かない組へ配属になったら「返して!!」とか言い始めるんですけど(言うんかい)

そんで「あぁ、多分あの頃に通達があって、だからあの頃元気なかったのか…」とか勝手に考察とかし始めるんですよね、オタクってそういうとこあるよね。(なんの話?)

 

 

まあどの界隈にもオタクを絶望させることはあるんですよね…ということです

 

とはいえジャニーズはさすが大手、宝塚とは違いチケットがないとなにせ会いに行けない。

宝塚はファンクラブにさえ入ればほぼ確実に毎公演お茶会※に参加できます。なんならファンクラブに入ってなくてもほぼほぼ参加できます。

 

※お茶会とは

応援する推しを囲んで公演の話やオフの話などを司会者の進行の元で1時間半くらい楽しめる。

中には握手してくれたり、グループショットを撮ってくれたり(下級生だと2ショットの可能性もアリ)、直接お手紙やプレゼントを渡せたりする人もいます。

 

チケットもなんだかんだ推しができると手に入ったりします。

ジャニーズは全然チケットご用意されなくて、友達もいなきゃまじで現場に入れないんだなということを最近知りました(笑)

 

キラキラした世界、そのくせ舞台から降りると突然人間の顔をする、そんな宝塚の世界に魅了された私がジャニーズ、いやTravisJapanに堕ちてしまった。

あのパフォーマンスの裏には相当な稽古量があると思う、相当努力してるんだと思う。

「この人はできる」と思われる人の努力って計り知れないから。サボってちゃ質は必ず落ちていきますからね。

トラジャの向上心、グループを信じる力、もう全てをわたしは信用してます。

 

 

一生ジャニーズには、ましてやJr.には手を出さないと決めていた私が、ジャニーズの戦法にまんまとやられてしまった話でした。